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「家ではなんともないのに仕事に行くのが辛い」
「楽しい事には意欲があるけど嫌なことは消極的」
「とにかく眠くてしかたがない」
「食欲がとまらない」
「時々否定・拒絶されているように感じる」
以前の私がそうでした。
通常のうつ病の薬を服用し通院もしていましたが、あまりに元気で何でもできたし食欲もすごかったので、同居の親からは
「甘えてる」
「怠けてる」
「逃げてるだけ」
と思われていました。
最近はこのような通常のうつ病とは逆の症状がでる「非定型うつ病」という病気があるそうです。
そもそも健常者とうつ病はどう違うのか?そしてうつ病と非定型うつ病はどう違うのか?
気になったので調べてみました。
- 健常者とうつ病の違い
- うつ病と非定型うつ病の違い
- うつ病は甘えととらえていいのか
をこの記事ではまとめています。
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うつで休んでいると罪悪感や自己嫌悪に陥りますよね。
周囲も心配してあれこれ言ってきますが、
つらいのは自分であって、周囲の人達じゃない。
うつ病は根性論ではどうにもなりません。
脳の病気です。
※通院と薬の服用は自己判断で絶対やめないでください。
健常者とうつ病の違い
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うつ病になると次のような症状がでてきます。
- 眠れない
- 食欲がわかない
- 常にだるくて何もできない
- 今まで楽しみだったことへの興味を無くす
- 人の言葉に敏感でイライラしたり落ち込みやすい
- 自分が悪い事をしているようで謝ってばかりいる
- 気持ちがふさいで悪い事しか考えられない
健常者でも同じことがあると思いますが、上記の状態や気持ちの落ち込みが2週間続くと…
というのが病院での目安になっています。
基本的にはストレスの原因から離れ、規則正しい生活をすすめられます。
その為休職や離職を選ぶ人も多いでしょう。
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外を歩け、太陽に当たれとは言われるけど、
まず玄関から先へでられないのよね。
もうだいぶ良くなってきた…から数か月したらまた働く選択もあり。無理せず体調に合わせて通える職業訓練「就労移行支援事業所」でじぶんの心と相談しながら前へ進みましょう。
うつ症状専門の就労移行支援【atGPジョブトレ うつ症状コース】![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3NGPCA+2DR76+3UNE+BX3J6)
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うつ病と非定型うつ病の違い
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非定型うつ病は20代~30代の特に女性に多い病気です。
通常のうつ病になると気持ちがふさぎ、体を動かすことが難しく周囲からも
「顔つきが変わった」
「体調がすぐれなさそうだ」
と比較的ただ事ではない様子に見えることがあります。
しかし非定型うつ病の場合は比較的何事もなく元気な様子に見える事から
「本当にうつ病なの?」
「仮病ではないのか」
「疲れているだけでは」
など、本人にとってはつらい言葉をかけられることがあり、罪悪感や自己嫌悪につながって
「自分は甘えている(のでは)」
「怠けている(のでは)」
と思い込み更に頑張ろうと無理を重ねてしまいます。
非定型うつ病の特徴
- 眠くて仕方がない、朝起きれない
- 食欲が旺盛で過食ぎみ、甘いものに手をのばしがち
- 鉛のように体が重いことがある(波がある)
- 楽しい事に没頭している時、もしくは今後予定されている楽しい事に対しては気分が高揚するが、それ以外は気持ちが落ち込む
- 人の言葉に敏感でイライラしたり落ち込みやすいが、特に夕方以降が多い
- 調子がいい時と悪い時に極端な波がある
私も以前は
眠れないし夜中に何度も途中覚醒するし悪夢で昼寝もできませんでした。
食欲がないもないし、太陽に当たれ、外歩けとは聞いていたけどまず家から毎日出られません。
楽しみを見つけろと言われても、何にも興味が湧いてこないのです。
ずっとネガティブ思考で常に暗いツイートばかりしていました。
それがその後急に、
一日中眠くてしがたがない、朝起きれない、昼寝ばっかり。
とにかく何か食べていたい(特に甘いものがたべたくなりました)
買い物に出かけることができましたが、それ以外はスンっとやる気がない
家ではテンション高め、通院や仕事になると声は小さく気分が落ち込む
夕方からあれこれ悩みはじめて気落ちする
と変化が出てきました。今思えばこれが非定型うつ病だったのでしょうね。
しかし病院でも「食欲出てきたんだよかったね」「やりたいことはどんどんやってね」
なんて言われていました。精神科の先生でも気づきにくいものなのかもしれません。
なりやすい人の特徴
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責任感が強い、他人に相談できない、弱みをみせたくない、優しい…
こんな特徴があります。こうしてみると今まで完璧を求めて真面目にしてきた人ほど、
どこかでプッツリと糸が切れてしまったような状態になりやすいようです。
小さいころは「真面目」だと言われていた
その症状はいつから出ているものでしょうか。
物心つく頃からずっと
「消極的なことに対して頑張れない」「眠すぎて起きれない」
などの症状はあったでしょうか?
もしかすると小さい頃はいい子でいなければ、頑張らなくてはと真面目な子供ではなかったでしょうか。
大人になってからある時を境にできていたことができなくなった、不真面目に見えるようになったのなら
それは非定型うつ病かもしれません。
よく眠り、よく食べ、よくしゃべり、よく楽しみを楽しむ。
確かに元気そうだね、治ったんだね、病気じゃないよと周囲からは見えるかもしれません。
しかし本人は表面上だけ、あるいはある瞬間だけが調子がいいように見えて、
実はとてもつらい気持ちを持ち続けているのです。
なんだか変だな、つらいなと当事者のあなたが思うなら周囲の言葉にためらわず、
精神科や心療内科で相談をしましょう。
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自分の体に正直です
私も「自分は甘えているんだ」「もっとしっかりしなきゃ」「これからどうすればいい」と
罪悪感と焦燥感で常に頭はいっぱいでした。
そんな時、当時通っていたカウンセリングの先生から
「いろんなことを考えすぎて頭が疲れすぎて、
眠くなったりやる気がなくなったり体が重く感じるのでは。
まずは頭を休めるべきだよ」
とアドバイスをもらいました。
そこで、もう眠れない!というところまでとことん寝てみようとずっと寝てみました。
するとある時ぱったり眠気がなくなる瞬間がきたのです。
そしてたいていの未来への不安や悩みは実際には起こらないと本で読み、
その日を過ごすことだけを考えることを徹底しました。
(とは言え全く頭から不安を消すのは難しくできませんでしたが)
甘えではなく頑張りすぎの黄色信号
常に「真面目にならなきゃ」「不真面目にみられるとまた甘えだと言われる」など頭はフル回転しています。
それでは疲れるのも当たり前なのではないでしょうか。
焦るなと言われても焦るし、自分に非があるのは当然だと思いますよね。
しかし少しの間休んでみませんか。
長い長い人生のたった数か月、数年でもいい。自分を責めてもいいし焦ってもいい。
だって今まで頑張りすぎてしまった結果、今こんなにしんどいのですから。
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頑張っても頑張らなくても明日は来ます。
だったら頑張らなくてもいいっか?と今は思っています。
「いい加減」に適当に生きなおす時期にきたのかな?
行動認知療法が効果的とも
うつ病は脳の病気で薬の服用やカウンセリングなどで回復をみていきます。非定型うつ病も薬の服用も大事ですが行動認知療法が効果的だと言われています。
物事の受け止め方や対処の考え方を知り、学んでいきます。「○○に違いない」「○○になるかもしれない」というネガティブな考え方のクセを自分の中に見つけます。
まだまだ少ないですが行動認知療法を取り扱っている心療内科、精神科も少しずつ増えてきました。私も以前はカウンセリングだけだったのを行動認知療法をはじめている精神科へ転院して体験しました。
心理士さんや同じ悩みを持つ人と例題を使い、自分の思考パターンと解決策をみんなと一緒に考えていくというものでした。時には実際に疑似体験をしてみて心の動きを観察します。(病院によって形態は変わります)
怠けてもいいし甘えてもいい
今まで怠ける事をせず、甘える事も出来なかった結果が今のつらい状況につながっています。
自分を責めてしまいがちですが、むしろもっと怠ける必要があるし甘えることを覚えなければいけません。
自己嫌悪に陥ったり自分を責めるのは、うつ病ではよく見られる状態です。
医療機関をうまく使いながら自分自身がどうすれば心地いいのかを探してみませんか。
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